「昔の人は、なぜあんなに名言を残せたのか」問題を自分なりに

社長ブログ

こんにちは。NGPグループ代表の伊藤です。

突然ですが、私は名言が好きです。
ただし、壁に貼ってあるタイプの名言は少し苦手です。

「努力は必ず報われる」「失敗は成功のもと」

……正論すぎて、朝イチで見ると、ちょっと胃が重くなります。

名言って、実は“あと付け”が多い

昔の偉人たちは、最初から名言を言おうとして生きていたわけではありません。

  • 失敗して
  • 恥をかいて
  • 周りに反対されて
  • それでもなんとか生き残った結果

あとから振り返ったら、「いいこと言ってた」それが名言になっただけです。

つまり・・・

名言は、成功者の“編集後”の言葉

生放送ではなく、アーカイブ配信みたいなものです。

私も名言を残そうとして失敗した話

若い頃、「社長っぽいことを言わねば」と思っていた時期があります。

  • それっぽい横文字
  • 意味深な言い回し
  • よくわからない気合論

結果どうなったか・・・。

スタッフの表情は、「で、何の話ですか?」でした。

あれは今思い出しても、背中がムズムズします。

本当に人に残る言葉は、だいたい地味

長く人の心に残る言葉は、意外と派手じゃありません。

  • 「無理せんでええよ」
  • 「今日はもう帰ろう」
  • 「それ、あなたの判断でいい」

こういう一言の方が、あとになって思い出されます。

名言というより、生活感のある言葉ですね。

今日の私の学び

名言を言おうとしなくていい。
かっこいいことを言おうとしなくていい。

ちゃんと向き合って、ちゃんと考えて、ちゃんと悩んでいれば、そのうち誰かが勝手に「今思えば、あの時のあの言葉…」と言ってくれます。(多分)

言葉は、残そうとした瞬間に軽くなる。残ってしまった言葉だけが、本物。

そんな気がしています。(知らんけど)

■ 最後に

今日も私は、名言を生み出そうとはしていません。

ただ、できるだけ誠実に、できるだけ正直に、話そうとは思っています。

名言は、あとから編集されるもの。

人生も、たぶん同じですね。

ではまた来週。

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